【パーツの構造】リアディレイラーの構造ってどうなってんの?【初心者入門】

ディレイラー

おはようございますおぢさん!

どうも、ぽち助です。

今回はパーツの構造の話。

ちょっと小難しい話。

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リアディレイラーの各部名称と役割

※今回紹介するのは、シマノ製リアディレイラーの場合になります!

①Bテンションアジャストボルト

→ガイドプーリーとスプロケとの距離を調整し、チェーン詰まりを無くす。

変速性能を向上させる。

②トップリミットアジャストボルト

→スプロケのトップ側の稼動域を決めるボルト

③ローリミットアジャストボルト

→スプロケのロー側の稼動域を決めるボルト

④ワイヤー取り付けボルト

→STIから伸びてくるワイヤーを取り付けるボルト

⑤ケーブルアジャストボルト

→ワイヤーの引っ張り具合を調整するボルト

⑥リアディレイラー取り付けボルト

→リアディレイラーをフレームに取り付けるボルト

⑦ガイドプーリー

→チェーンを変速するためのプーリー

⑧ガイドケージ

→チェーンがプーリーから外れない様にするケージ

⑨テンションプーリー

→チェーンのテンションを一定に保つプーリー


そもそもリアディレイラーって何してんの?

そもそもリアディレイラーが何をしてるのかわからん、そんな方もいらっしゃるかもしれません。

リアディレイラーは何をしているかと言いますと、簡単に言えば「後輪についているギアに上手くチェーンが嵌る様に調整&ガイドしている」

手元にあるSTIをカチカチといじれば勝手に変速しますよね?それはリアディレイラーが仕事をしてくれているからですよ。これはフロントディレイラーにも言える事ですが、両者は変速方法に違いがあります。フロントディレイラーについてはフロントディレイラーの記事で別で書きますので、今回はリアディレイラーの変速方法について説明します。


リアディレイラーってどうやって変速してんの?

リアディレイラーの変速についてはプーリーで行っています。

上側についているプーリーを「ガイドプーリー」

下側についているプーリーを「テンションプーリー」

と言います。

「ガイドプーリー」「テンションプーリー」それぞれで役割が違うんですが、変速に関しては上側に付いている「ガイドプーリー」で行っています。では、ガイドプーリーでどうやって変速させているかと言うと

通常何もしていない時は、ギアとガイドプーリーとテンションプーリーは「一直線」に並んでいます。

それが変速を行う時は

ガイドプーリーとテンションプーリーが移動しているのがわかるでしょうか?STIを操作し、ワイヤーを引っ張ったり、緩めたりする事で、リアディレイラーが動作してガイドプーリーとテンションプーリーを動かし「チェーンを意図的に脱線させ、次のギアが噛む様に誘導している」訳です。

このチェーンを意図的に脱線させているのが「ガイドプーリー」になるので、変速はガイドプーリーが行っているという事になる訳です。ではテンションプーリーは何をしているのか?


テンションプーリーのお仕事って何なん?

役割で、テンションプーリーの仕事は「テンションを一定に保つ事」と書いていますが、まさにその通りで、ガイドプーリーがどの位置にいても「常にテンションを一定に保つ」です。

これはフロントがインナーでリアディレイラーが「トップ側」にいる状態。フロントがインナーでリアディレイラーがトップ=最も掛かっているギアが少ない状態=最もチェーンが余っている状態=テンションプーリーが一番畳まれている状態です。

これはフロントがアウターでリアディレイラーが「ロー側」にいる状態。フロントがアウターでリアディレイラーがロー=最も掛かっているギアが多い状態=最もチェーンが余っていない状態=テンションプーリーが一番伸びている状態です。

これだけテンションプーリーとガイドケージが動いているって言う事が見て分かるでしょ?こうやって動く事によって常にチェーンにテンションを掛けて、チェーンが脱落しないようにしています。

なので、チェーンが落ちる時って言うのは「変速した瞬間」です。

その瞬間だけ唯一テンションが抜けるのでチェーンが落ちるとすればその時だけ。それ以外でチェーンが落ちるって事は、何か別に要因があります。話が脱線しましたが、テンションプーリーのお仕事は、テンションプーリーとガイドケージが動く事でチェーンのテンションを一定に保っているです。


リミットアジャストボルトのお仕事って何なん?

続いて、リミットアジャストボルトのお仕事です。このリミットアジャストボルト何をしているかと言うと、「リアディレイラーの動く範囲を限定する」というお仕事をしています。

分かりやすく説明すると、写真の様にリアディレイラーがトップ側にある状態でワイヤーが付いてなくても、ディレイラーがある位置で動かなくなります。

これはリミットアジャストボルトがディレイラー内部で、物理的にディレイラーがそれ以上動かない様にしているからです。

ちなみに先に説明しておきますが、このリミットボルトでする調整を「ストローク調整」と言います。

ディレイラーの動く範囲(ストローク)を調整するからですね。

トップリミットアジャストボルトの場合、締めこむとロー側(写真左側)に近づき、緩めるとフレーム側(右側)に近づきます。

トップリミットアジャストボルトを調整する場合は、リアディレイラーがフリーの状態で、「スプロケのトップギアの右側面が、ガイドプーリーの中心に来るように調整します」

トップギアの中心じゃないのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは遊びを作る為なので、あえてずらして調整します。

ローリミットアジャストボルトの場合、締めこむとトップ側(写真左側)に近づき、緩めるとホイール側(写真右側)に近づきます。

ローリミットアジャストボルトを調整する場合は、リアディレイラーをローギア側に押し込んだ状態で、「スプロケのローギアの中心が、ガイドプーリーの中心に来るように調整します」

ローギアの場合は中心と中心で調整します。

ローギア側の場合、ホイールとプーリーが近づく為、あまりホイール側に、寄せて調整すると、プーリーがホイールに干渉します。なので、なるべく中心-中心で調整しましょう。


ケーブルアジャストボルトのお仕事って何なん?

続いて、ケーブルアジャストボルトのお仕事です。このケーブルアジャストボルト何をしているかと言うと、「ワイヤーの引っ張りを調整する」というお仕事をしています。

何故このワイヤーを引っ張る機能が必要かと言うと、変速具合を微調整する為ですね。STIは変速の際、決まった量だけワイヤーを引っ張ったり緩めたりします。

そういった物なので、ちょっとスプロケの位置がずれてるとかいうのを調整出来ません。だからこそ、このケーブルアジャストボルトが必要なわけです。

先ほどリミットアジャスターボルトの説明の中で「トップ側」をあえてずらした理由と言うのがこれなんです。

トップ側を中心-中心にした場合ですね、少しでもずれていると、変速がおかしくなります。しかもロー側にずれている場合、調整のしようがありません。

なので、わざと、フレーム側にずらす訳です。

はい、では次にどんな感じで動くのか説明していきます。まずこれが引っ込んでいる状態です。

で、次にこれがボルトが伸びている状態ですね。んで、ボルトが伸びるとどうなるかって言うと、この穴には、アウターケーブルが嵌っています。

で、このアウターケーブルが嵌っているボルトを伸ばすと、見た目上で、アウターケーブルが長くなったのと同義になります。ということはその分、ワイヤーが引っ張られると言う仕組みですね。

で、ワイヤーを引っ張るとディレイラーが「ロー側」に動きます。逆にワイヤーが緩まるとディレイラーが「トップ側」に動きます。

ワイヤーの引っ張りは、写真で見ると「左回り(反時計回り)」です。ワイヤーの緩めは、写真で見ると「右回り(時計回り)」です。


Bテンションアジャストボルトのお仕事って何なん?

続いて、Bテンションアジャストボルトのお仕事です。このBテンションアジャストボルト何をしているかと言うと、チェーン詰まりを無くすのと、変速性能を良くしています。んなら、どうやってやっているのか?

Bテンションアジャストボルトは簡単に言うと、スプロケットとガイドプーリーの位置関係を調整しています。

位置関係って言うのが、写真のこの距離の事ですね。この距離を調整する訳です。どんな感じで動作するかというと

これがインナートップ状態で、Bテンションアジャストボルトを一番緩めた状態

これがインナートップ状態で、Bテンションアジャストボルトを一番締めた状態。

写真でなんとなくディレイラーの角度変わってるのわかるかな?ディレイラーの角度が変わる=スプロケとガイドプーリーの位置関係が変わる訳です。

Bテンションアジャストボルトを緩めると、ガイドプーリーが上がります。

Bテンションアジャストボルトを締めると、ガイドプーリーが下がります。

Bテンションの良い位置と言うのは、インナーローの状態でクランクを逆回転させて、チェーンが詰まらない程度までスプロケとガイドプーリーを近づけます。

更に、インナートップの状態でクランクを逆回転させて、チェーンがつまらないか確認します。そうすると変速が綺麗にスパっと決まる様になります。

しかし、あまりBテンションアジャストボルトを調整する事ってありません。相当チェーン詰まってるとか無い限りはね。


最後に

いかがだったでしょうか?

意外と知らない構造シリーズ

是非参考にして下さい!

さて今回はここまで、次回お楽しみに。

それでは、またの機会に。

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