おはようございますおぢさん!
どうも、ぽち助です。
今回はパーツの構造の話。
ちょっと小難しい話。
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クランクの各部名称と役割
①アーム
②シャフト(スピンドル)
③ボルト(ナット)
④インナーチェーンリング
⑤アウターチェーンリング
そもそもクランクって何なん?
そもそもクランクとはなんぞや?という事ですが、クランクは駆動装置の一つで、クランクが前ギア・スプロケットが後ギアになっており、それをチェーンで繋ぐとスプロケットが付いているホイールが回転するという仕組みです。
そもそもクランクの違いって?
そもそもクランクの違いは何があるのか?ですが
大きく分けて
- 長さ
- アームの数
- PCD
- ギアの歯数
- 装着方法
の5つの違いがあります。それぞれについて説明していきたいと思います。
長さの違いって?
まずクランクの長さの違いですが、長さはメーカーによっても様々ですが、140~190mmまで2.5mm刻みであります。
クランク長には適正な長さがあるんですが、それはこちらの記事からどうぞ
例とすると、身長170cmの人の場合162.5~167.5mmが適正な長さとなります。ただこれは人の感覚にもよって変わるので、一概にこの数値が正しいとは言えません。
アームの数の違いって?
続いてアームの数の違いですね。アームの数は主に、4アームと5アームに分かれます。
ちなみにこれがロードバイク用の4アームです。元々昔は5アームが主流でしたが、昨今の軽量化の流れでアームを一つ無くして、あえてアームを不均等にする事で剛性の適正化を行っています。それとアームが一つ減ったことで一つ一つのアームの太さが太くなっているのも特徴です。
ただ、個人的には5アームのシンメトリーな感じが好きなので、未だに5アームのクランクを使用していますw
ちなみにcannondaleでは10アームっていうクランクがありました。確かチェーンリングとクランクが一体になっているものだったかな?色々メーカーも試行錯誤してきているんです。
PCDの違いって?
続いてPCDの違いについてですが、そもそもPCDとはなんぞや?となる方もいると思うので説明すると
PCDとは、ピッチ・サークル・ディアメータの略で、ボルト穴ピッチ円直径という意味なのですが、これはボルト穴の中心を結んで出来る円の直径をミリメートル単位で表わしたものです。
と、こんな感じのものです。で、ロードバイクにどんなPCDがあるかというと
- 110mm(シマノ・スラム・カンパニョーロetc)
- 130mm(シマノ・スラムetc)
- 135mm(カンパニョーロ)
- 145mm/112mm(カンパニョーロ)
などになります。元々の主流としては130mmや135mmの所謂ノーマルPCDが主流でしたが、時代の流れで、ケイデンスを上げて走る走り方が主流となり110mmのコンパクトPCDが主流となりました。4アームや5アームの違いはあるものの、今では基本的に110mmが主流です。
ギアの歯数の数の違いって?
続いてギアの歯数の違いですね。ギアの歯数の組み合わせは主に
- 50-34
- 52-36
- 53-39
などがあります。50-34と52-36はコンパクトクランク(PCD110)で良く見られるギアで、50-34がコンパクト、52-36がミッドコンパクトと呼ばれています。
53-39はノーマルクランク(PCD130)で良く見られるギアですが、現在シマノのクランクではPCD130ではなくPCD110しかありません。
シマノの場合、フロントディレイラーによっても変わりますが、推奨としてインナーギアとアウターギアの差を16枚以内で使用しなさいとされています。なので16枚以上の差で使用する際は自己責任になります。
装着方法の違いって?
最後になりますが、装着方法の違いです。クランクの装着方法は
- コッタレスクランク(スクエアテーパークランク)
- オクタリンククランク(ISISクランク)
- ホローテッククランク
- パワートルククランク
コッタレスクランク
クランクの中心に四角い穴が開いているクランク。ママチャリからロードバイクにまで使用されているクランク。最近ではあまり見られないが、ママチャリやクロスバイク等ではまだ使用されている。
基本的にBB(ボトムブランケット)にテーパーの軸が付いており、ボルトを締め付ける事でテーパー部が嵌めあいにより締まり固定されます。
オクタリンククランク
昔々シマノであったクランクです。8つ切り込みがあるクランクになります。スクエアテーパと一緒でBB(ボトムブランケット)にテーパーの軸が付いており、ボルトを締め付ける事でテーパー部が嵌めあいにより締まり固定されます。
ホローテッククランク
日本では一番良くみると思うシマノの代表格のクランク。BBが貫通型になっていて、クランクに「スピンドル」と呼ばれる軸が付いています。コッタレスクランクやオクタリンククランクと違い、クランクの左右のクランクで挟みこんで固定する形になっていて、剛性がかなり向上しています。
パワートルククランク
シマノのホローテッククランクに対抗して作ったカンパニョーロのクランク。シマノと同じでBBが貫通型になっていて、クランクに「スピンドル」と呼ばれる軸が付いています。
最後に
いかがだったでしょうか?
意外と知らない構造シリーズ
是非参考にして下さい!
さて今回はここまで、次回お楽しみに。
それでは、またの機会に。
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