おはようございますおぢさん!
どうも、ぽち助です。
今回はパーツの構造の話。
ちょっと小難しい話。
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ブレーキシューの各部名称と役割
①磨耗ガイド
ブレーキシューが磨耗してきた下限ライン(1mm)を切らないように教えてくれる
グレードによって有り無しあり。
②フネ(シューホルダー)
ブレーキシューを固定するホルダー
シマノはシューホルダーと呼ぶが、一般的にフネと呼ばれる
③ブレーキシュー
ブレーキを掛ける為に必要なゴム製のパッド
ホイールの材質によってブレーキシューの材質も変わります。
④シュー固定ボルト
ブレーキシューが外れないように止めるボルト
⑤ブレーキシュー取り付けナット
フネを固定する為のナット
こいつも半球型になってます。
⑥半球型ワッシャー
ブレーキシューの調整に非常に重要なワッシャー
⑦スペーサーワッシャー
ブレーキシュー取り付けボルトの座面が傷まないようにする為のワッシャー
⑧ブレーキシュー取り付けボルト
フネを固定する為のボルト
⑨タイヤガイド
ホイールを入れる際、ブレーキシューにぶつけない様にタイヤをガイドする
そもそもブレーキシューって何してんの?
そもそもブレーキシューは何をしているのか?という事ですけれども、リムブレーキのホイールの場合ですけど、ホイールのリム部をこのブレーキシューで挟み込む事によって制動するという仕組みです。
ブレーキシューの材質ってどんなもんがあんの?
続いてブレーキシューの材質についてですけど
大きく分けて3種類あります。
- ゴム
- コルク
- ゴムとコルクのハイブリッド
の3種類になります。
それぞれ用途として使い分けがあります。
- アルミリムホイール用
- カーボンリムホイール用
の2種類ですね。
まずアルミリムホイール用の場合はゴム製のシューが主になります。
次にカーボンリムホイール用の場合はゴム・コルク・ハイブリッドのシューが主になります。
この違いが何かと言えば、ホイールの材質による「放熱性」の違いです。
アルミリムホイールとカーボンリムホイールでは、ブレーキシューに対する「摩擦」が大きく違います
摩擦に対する耐久力=アルミリムホイール>カーボンホイール
になるので、カーボンホイールは「熱に弱い」という事が分かります。なので、カーボンホイールには「熱に強い」コルクやコルクのハイブリッドシューが多く使われている訳です。
基本的には、アルミリムホイール・カーボンリムホイールそれぞれ専用のブレーキシューを使用していれば問題ありません。
※アルミリム用のシューは絶対カーボンリムホイールで使用しない事(最悪の場合ブレーキシューが溶けてホイールに溶着します)
磨耗ガイドのお仕事って何なん?
まず磨耗ガイドとはなんぞや?という事ですけれども、役割説明でも書きましたが、ブレーキシューが磨耗してきた下限ライン(1mm)を切らないように教えてくれるものになります。グレードによってあったりなかったりします。
形はこんな感じになります。ネジで止められているだけ。これがどういう風に機能するかと言うと
青線のところを良く見てもらうと分かるんですけど、ブレーキシューに線が入っているんです。実はこれが「ブレーキシューの使用限界線」になります。ブレーキシューの溝がなくなるところですね。
で、良く見るとこの線より磨耗ガイドの方が少し飛び出てますよね?この事によって、ブレーキシューがもう無いですよって事を教えてくれる訳です。
そもそもこんなところまでブレーキシューを使う事も無いし、ましてやガイドがホイールに当たると傷つくので、その前に定期的に点検して交換しましょうね!
フネ(シューホルダー)のお仕事って何なん?
続いてフネ(シューホルダー)の仕事とはなんぞや?って事ですが、ブレーキシューを嵌める為のホルダーです。これもまんまですね。
ちなみに、このブレーキシューとホルダーを分離出来るものを「カートリッジ式」と言います。ただ、これもグレードによって取り外せる物と取り外せないものがあります。シマノだと105以上がカートリッジ式になっています。
でどのようにシューが嵌っているかというと
赤丸がついているところがそれぞれ凸凹になっていて、ココに嵌る様になっています。
続いて赤丸が付いている真ん中の穴にナットが入るんですが、こちらの穴も半球型になっています。その理由を軽く説明しようと思います。
フネにナットを入れた状態で左右にボルトを押してみました。角度が付いてボルトが傾くのがわかりますか?なぜ角度が付くようになっているのか?ホイールって太さ色々ありますよね?で、ホイールの太さが変われば、当然ブレーキシューの当たり具合も変わりますよね。
なのでその調整が出来るように、半球型にして角度が変えれる様になっている訳です。あと、ブレーキシューの調整の記事で詳しく書きますが、トーインの調整も行っています。
ブレーキシューのお仕事って何なん?
続いてブレーキシューのお仕事についてですが、先ほども書いたので省略します。で、ブレーキシューはちゃんと左右があります。
赤丸が付いている部分にそれぞれ「L]「R」と記載されています。これで左右どちらに付くかわかります。それともう一つ「←FORWARD」「FORWARD→」と記載ありますが、これはブレーキシューがフネに嵌る向きを示しています。
ちなみにここの溝はブレーキシューを止めるボルトが入るところです。ただ基本的にはブレーキシューはホルダーに対して行き止まり部分に、向かって動くので基本的には、このボルトは無くてもブレーキシューが外れることはありません。
最後に
いかがだったでしょうか?
意外と知らない構造シリーズ
是非参考にして下さい!
さて今回はここまで、次回お楽しみに。
それでは、またの機会に。
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