【メンテナンス】 シマノ ホローテック BB交換 【初心者入門】

メンテナンス

おはようございますおぢさん!

どうも、ぽち助です。

今回はメンテナンスの話。

シマノのホローテックBBを交換してみますよ。

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そもそもBBって何なん?

そもそもボトムブラケットは何をしているのか?という事ですけれども、ボトムブラケットはクランクから掛かる加重を支える役割とスムーズに回す役割があります。

まずクランクから掛かる荷重を支える役割は言葉の通りですね。もう一つのスムーズに回す役割はボトムブラケットの中にベアリングが入っている事によって、クランクがスムーズに回る様になっています。

詳細についてはこちらから!

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必要な道具

クランク交換に必要な道具は

六角レンチセット(4・5mm)

TL-FC16

チェーンカッター

マスターリンクツール

ハイトルクペダルレンチ

ボトムブラケットレンチ(ホローテック用)

チェーンの外し方はこちらから

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作業方法

チェーン取り外し

まずクランク交換をするにあたり、邪魔になるものを外していきます。

チェーンに関しては外さなくても問題ありません。

チェーンの取り外しを詳しく見たい方はこちら

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チェーンの取り外しは、ミッシングリンクを使用している場合は手もしくはマスターリンクツールを使用してミッシングリンクを取り外します。

アンプルピンを使用している場合は、チェーンカッターを使用してアンプルピンを抜きます。


ペダル取り外し

続いて、ペダルを取り外します。ペダルも必要なければ、取り外す必要はありません。

今回は、ペダルレンチを使って方法です。

ペダルレンチは普通のスパナタイプもあるんですけど、スパナタイプは力が入りにくいし、舐める可能性があるので、ハイトルクタイプがおすすめです。

ちなみに、ペダルの取付部の二面幅は15mmです。

では、ペダルを取り外していきます。取り外す際は、何か台などがあると力が入りやすくて良いです。

台にペダルを当てて、ペダルレンチを掛けます。その状態でペダルを緩めます。ちなみに、右ペダルが正ネジ、左ペダルが逆ネジになります。

右ペダル→左(時計回し)で緩む、右(反時計回し)で締まる

左ペダル→右(反時計回し)で緩む、左(時計回し)で締まる

これはどのペダルでも共通ですのでしっかり覚えていて下さい。今回は右ペダルなので、緩める時は左(時計回し)に回します。なので、ペダルを台に当てて踏んでる状態で、ペダルレンチを手前に引くと簡単に取り外しできます。左ペダルも逆ネジになっているので、外す時は同じで、台に当てて、ペダルを踏んで、ペダルレンチを手前に引きます。


左クランク取り外し

続いて、左クランクを取り外していきます。

まず、左クランクの左右に付いている5mmの六角ボルトを緩めます。完全に外しきる必要はありません。

それぞれのボルトはお互いに力が掛かっているので、片側を緩めたら次を緩めると言う風にしていかないと片側のボルトだけに応力が掛かるので、左右均等に緩めましょう。

六角ボルトが緩んだら次にクランクのセンターキャップを緩めます。

センターキャップを緩めるには、専用工具を使用します。トルクはほどんど掛かっていないはずなので、手で十分緩むはずです。ネジは左(反時計)回りに回す事で緩みます。

続いて、固定金具を外します。

クランクの隙間にある金具を上方向に持ち上げます。金具は手前側だけが持ち上がります。指でも持ち上げる事はできますが、指が入らない場合は、マイナスドライバーなどを使って持ち上げてください。

これで、左クランクが取り外し出来ます。

ちなみにですけど、右クランクのスピンドルに穴が開いてあり、先ほど外した金具の先にあるピンが嵌る様になっており、クランクがずれたり、外れない様になっています。


右クランク取り外し

続いて、右クランクを取り外していきます。右クランクを取り外すのは簡単です。

左クランク側に飛び出している右クランクのスピンドル部分を手で軽く叩き押し出します。

しっかり押し出せたら、右図の様に右クランクが押し出されるので、そのまま抜き出します。

これで左右クランクの取り外し完了です。


BB取り外し

左右のクランクの取り外しが出来たら、次にBBを取り外していきます。

BBに関しては緩め・締め方向については上の図を確認して下さい。文章にすると

右カップは右(時計方向)回りに回すと緩み左(反時計方向)回りに回すと締まります

左カップは左(反時計方向)回りに回すと緩み右(時計方向)回りに回すと締まります

締めつけ方向は書いているので、逆に回せば必ず緩むはずです。

緩め方向がわかったら、BBを緩めます。この時工具が外れない様に支えるのと、力はグーと押すように力を掛けるようにしましょう。

これで、BBの取り外しは完了です。

BBを取り外し終わったら、BBとフレームのBB取り付け部の洗浄を行って下さい。


BB取り付け

では、BBを取り付けていきます。まずBBカップを確認します。BBカップが一体型で外れないものに関しては間違え用はないですが、分離するタイプの場合左右の表記がありますので、間違えないようにして下さい。

カップの向きが確認出来たら、次にカップのネジ部にグリスを塗布していきます。この時グリスは多めに塗っていても問題ありません。

グリスを塗布出来たら、カップのOリング部にもグリスを塗り、どちらか一方のワン部と合わせます。

ワン部と合わせたら、次にフレームのBB取り付け部に取り付けます。取り付ける際は締めつけ方向に注意する事とある程度ねじ込めるところまでは手でねじ込んで下さい。ゴミが噛んでいる場合があるので最初から工具でねじ込むと、ネジを痛める場合があります。

ある程度手でねじ込めたら、工具で締め付けます。締め付けトルクは35~50Nmです。BBは緩すぎる場合、異音の原因となる事があるのでしっかりと締め付け確認を行って下さい。

片側のBBを取り付けられたら、もう片側のBBも取り付けます。

取り付けた後は、BBからはみ出したグリスは拭き取りましょう。ゴミやホコリが溜まり、故障の原因になる可能性があります。


右クランク取り付け

続いて、右クランクを取り付けします。と、その前にBBの中とクランクをウエスで清掃します。ゴミが付いていると傷が付く可能性があるので、しっかり行って下さい。

清掃が終わったら、右クランクのスピンドル部にグリスを塗ります。グリスは薄く塗る程度で問題ありません。塗りすぎはゴミを寄せる原因になるので、控えめで。

右側から右クランクを差し込みます。しっかり奥まで差し込んで下さい。

右クランクを差し込んだら、先程説明したスピンドル部にある穴を上側に見えるようにします。


左クランク取り付け

続いて、左クランクを取り付けしていきます。

先ほど穴を上側にしたスピンドルに左クランクを差し込み、金具を下に下ろし、スピンドルの穴部に嵌る様にはめ込みます。

嵌っているかの確認は、金具を下に下ろした後に左クランクを前後に動かし、左クランクが外れないかどうか確認して下さい。

金具を嵌めたて左クランクが外れない事を確認出来たら、次にセンターキャップを取り付けます。先にセンターキャップを清掃し、グリスを塗布します。

グリスが塗布出来たら、専用工具で締め付けします。

締め付けは5~7Nm程度ですが、感覚としてはネジが底付きしてから軽く「クックッ」と締まる程度に締め付けます。

緩すぎるとクランクが動いてしまいますし、強く締めすぎるとクランクがBBに押さえつけられて抵抗になりクランクが回りにくくなる為、あまり強く締め付けないようにして下さい。

締め付け出来たら、クランクが軽く回るか確認して下さい。

センターキャップが取り付けでき、クランクの回転を確認出来たら、次に左クランクの左右にある六角ボルトを締め付けていきます。

六角ボルトを締める際のトルクは12~14Nm程度になります。また締め付ける際は、外す時と同じで左右を交互に締め付けていって下さい。


ペダル取り付け

では、続いてペダルを取り付けていきます。

取り付ける前にはペダルのネジ部と、クランクのネジ部をウエスで清掃しましょう。ネジ部にゴミがついていたら、ネジが傷ついてクランクもペダルもパーになりますからね。しっかり綺麗にして下さい。

続いて、ペダルのネジ部にグリスを塗ります。グリスを塗る理由としては、ネジが固着するのを防ぐ為です。グリスは別に、自転車用じゃなくても構いません。とりあえず、グリスを絶対塗りましょう。

ペダルをクランクに取り付けて、ペダルを締め付けます。

んで、おさらい。

右ペダル→左(時計回し)で緩む、右(反時計回し)で締まる

左ペダル→右(反時計回し)で緩む、左(時計回し)で締まる

なので、締める時は先ほどとは逆で右ペダルの場合、右(反時計回し)に回します。

締め付ける場合は、反対側のクランクをリア側に傾けて抑えます。

その状態で、締めたいペダルをフロント側に向かって押します。締め付けトルクは35~55Nm程度になります。きっちりしたい方は、トルクレンチを使って締めた方が良いと思います!


チェーン取り付け

ホイールを取り付けたら、次にチェーンを取り付けます。

ちなみに、クランクのチェーンリングを変えた際に、ギアの大きさが変わった場合は、再度チェーンの長さ調整が必要になるので注意。そのまま戻すだけならミッシングリンクの取り付けもしくは、アンプルピンの取り付けだけです。


最後に

いかがだったでしょうか?

これであなたも交換マスター!

難しく考えない、これ大事!

さて今回はここまで、次回お楽しみに。

それでは、またの機会に。

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