おはようございますおぢさん!
どうも、ぽち助です。
今回はパーツの構造の話。
ちょっと小難しい話。
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- フレームの各部名称と役割
- そもそもフレームって何してんの?
- そもそもフレームって何で作られてんの?
- フレームの種類ってあんの?
- フレームのジオメトリって何なん?
- ①Stack(スタック高)
- ②Head Tube(HT:ヘッドチューブ長)
- ③Fork Offset(OF:フォークオフセット)
- ⑤Head Angle(HA:ヘッドアングル)
- ⑥Horizontal Top Tube(HTTL:トップチューブ長(ホリゾンタル換算))
- ⑦REACH(リーチ長)
- ⑧BB Drop(BBD:BBドロップ)
- ⑨BB Height(BBH:BBハイト)
- ⑩Seat Tube(STCT:シートチューブ長)
- ⑪Seat Angle(SA:シートアングル)
- ⑫Chainstay(CS:チェーンステイ長)
- ⑬Wheel Base(WB:ホイールベース長)
- Stand over(SOH:スタンドオーバー高)
- 最後に
フレームの各部名称と役割
①フロントフォークコラム
ハンドルを取り付ける「ステム」を取り付けるフロントフォークの頭の部分
②ヘッドパーツ(ヘッドセット)
ヘッドチューブ内でフロントフォークが可動する様にするパーツ
③ヘッドチューブ
フロントフォークを取り付ける管
④フロントフォーク
前輪車軸を保持する部品
⑤トップチューブ
フレーム前部上側の管
⑥ダウンチューブ
フレーム前部下側の管
⑦シートチューブ
フレーム中間の縦に走る管
⑧BBシェル
BBが入る穴
⑨シートステー
フレーム後部上側を走る管
⑩チェーンステー
フレーム後部下側を走る管
⑪フレームエンド
フレームの末端
そもそもフレームって何してんの?
「正直何してるもくそもないやろ!?」と思うでしょ?そうですね。フレームは人間で言うと骨で言わば「骨格」です。骨格の硬さや構造が変わることによって、乗り心地が変わります。
そもそもフレームって何で作られてんの?
続いてフレームって何で作られてんのって事ですけれども、それについてはこちらの記事から
フレームの種類ってあんの?
まずは「ホリゾンタルフレーム」の説明から、ホリゾンタルフレームとはトップチューブがヘッドチューブとシートチューブの間でほぼ「水平」になっているフレームを指します。
往年のロードバイクはホリゾンタルフレームが主流でしたが、現在では後に説明する「スローピングフレーム」が主流となっています。
ホリゾンタルフレームのメリットとしては
・振動吸収性が高い
・前部フレームの幅が広い
・見た目がかっこいい
デメリットとしては
・フレームサイズの選択肢が少ない
・フレームの選択肢が少ない
・スローピングフレームに比べ不利な点が多い
続いて「スローピングフレーム」です。スローピングフレームとはトップチューブがヘッドチューブとシートチューブの間でシートチューブ側に向かって「下がっている」フレームを指します。
元々は90年代にGIANTが作り始めた事がきっかけでなんやかんや時代の流れもあって、最近の主流のフレームになりました。
スローピングフレームのメリットとしては
・ホリゾンタルフレームに比べて、空力・剛性・重量が勝る
・フレームサイズの選択肢が広い
・小柄な人でも乗れる
・現在の主流なので、フレームの種類が豊富
逆にデメリットとしては
・ホリゾンタルフレームに比べて振動吸収性が低い
・フレーム前部がせまいのでボトルが取りにくい
以上がそれぞれのフレームのメリット・デメリットになります。
フレームのジオメトリって何なん?
フレームジオメトリって何なん?アングル?オフセット?リーチ?スタック?なんのこっちゃ?な方は多いのではないでしょうか。
そこでフレームジオメトリについて説明していこうと思います。
①Stack(スタック高)
スタックはBB中心からッドチューブ上面までを測った距離になります。スタックハイト+ヘッドパーツの高さがハンドルの最低高になります。なので、スタックの数値が小さければ小さいほどハンドルは低く設定出来ます。その代わりBBからの距離なので足が詰まりやすくなります。
②Head Tube(HT:ヘッドチューブ長)
ヘッドチューブはフレームの前方部の管です。ヘッドチューブの数値で示されるのは、ヘッドチューブの長さです。ヘッドチューブは長ければロングライド向け、短ければレース向けになります。理由としては物理的にハンドルの高さに影響があるからです。
③Fork Offset(OF:フォークオフセット)
フロントフォークオフセットはヘッドチューブ中心からフロントフォークの前輪が取り付く軸部との距離です。フロントフォークオフセットはヘッドアングルと同じで長くなれば直進安定性と振動吸収性が高くなります。短くなると操作性がクイックになります。最近の主流はストレートフォークなのでオフセットが少ない物が多いです。
⑤Head Angle(HA:ヘッドアングル)
ヘッドアングルはヘッドチューブの角度です。BBに対して水平方向が0度、垂直方向が90度になります。ヘッドアングルは先ほど説明したフォークオフセット基本的には同じで角度が0度に近づいて行くと直進安定性と振動吸収性が良くなります。90度に近づくと操作性がクイックになります。
⑥Horizontal Top Tube(HTTL:トップチューブ長(ホリゾンタル換算))
トップチューブのホリゾンタル換算とはスローピングフレームのトップチューブ長を水平換算した場合の距離になります。ホリゾンタル換算値がある理由は、スローピングフレームの場合トップチューブがシートチューブに付く角度によって変わるので、それを分かりやすくする為に、ホリゾンタル換算つまり水平換算します。ホリゾンタル換算された数値で、そのフレームの凡その適正身長が分かります。
⑦REACH(リーチ長)
リーチはBBから引いた垂線からヘッドチューブ上端までの距離を示し、スタックはBBから引いた水平線からヘッドチューブまでを測った距離になります。リーチはフレームサイズが違っても同じという場合が発生します。その代わり①で説明したSTACK(スタック)の高さが高くなっており、ハンドルとの高低差を有無事によって、実質的にはハンドルとの距離が遠く感じる様になっています。リーチに関しても短すぎると足が詰まったり、ホイールと足が当たり易くなったりします。
⑧BB Drop(BBD:BBドロップ)
BBDは前後のホイール取り付け部(ハブ中心)を繋いだ所とBB中心までの高さの垂直距離になります。ハブからの距離になるので、数値が大きくなればBBが低く、数値が小さくなればBBが高くなります。BBが低くなると、ペダルの重心が低くなるので安定性が増します。BBが高くなると、ペダル重心が高くなるのでクイックな動きになります。
⑨BB Height(BBH:BBハイト)
BBHは、BB中心から地面までの垂直距離になります。⑦で説明したBBDの反対ですね、数値が大きくなればBBが高く、数値が小さくなればBBが低くなります。BBが低くなると、ペダルの重心が低くなるので安定性が増します。BBが高くなると、ペダル重心が高くなるのでクイックな動きになります。
⑩Seat Tube(STCT:シートチューブ長)
STCTはシートチューブの長さになります。これがそのまま、フレームサイズの表記になっている事が多いです。ホリゾンタルフレームの場合はトップチューブ長で表記されている事もあります。シートチューブがトップチューブから突き抜けている場合もあるので一概には言えませんが、シートチューブ長が長いとシートポストの飛び出しが短くなります。逆にシートチューブ長が短いとシートポストの飛び出しが長くなります。
⑪Seat Angle(SA:シートアングル)
SAは、BBDは前後のホイール取り付け部(ハブ中心)を繋いだ所を水平(0°)としたシートチューブの角度になります。シートアングルは、立っていると前乗りしやすいのでペダルに力が掛けやすい。逆に寝ていると後乗りしやすいので、ロングライドなので向いています。なのでレース向けのロードバイクにはアングルが垂直に近く、ロングライド向けのロードバイクにはアングルが水平に近くなります。レース向けの自転車の場合でもあえて、ハンドルまでの距離を稼ぐ為にシートアングルが倒れている物もあります。
⑫Chainstay(CS:チェーンステイ長)
CSは、BB中心から、後輪ホイール取り付け部(ハブ中心)までの距離になります。チェーンステイ長は長くなると、ホイールベースが長くなるので直進安定性が増します。逆に短くなると、クイックな動きになります。
⑬Wheel Base(WB:ホイールベース長)
WBは、前後ホイール取り付け部(ハブ中心)の距離の事です。チェーンステイ長などで何度も説明していますが、ホイールベース長は長くなると直進安定性が良くなります。逆に短くなると動きがクイックになります。
Stand over(SOH:スタンドオーバー高)
SOHは、地面からBB中心の真上にあるトップチューブまでの高さを言います。スタンドオーバー高は、実質自転車を降りる時に跨げるかどうかに関係します。適正としては3cmほど隙間が空く程度が良いとされています。ただあえて小さいフレームサイズを選ぶ方もいるので、一概に間違えないとは言えません。なので基本的には自分の股下-3cmくらいは余裕持てるサイズのフレームを選びましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
意外と知らない構造シリーズ
是非参考にして下さい!
さて今回はここまで、次回お楽しみに。
それでは、またの機会に。
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