おはようございますおぢさん!
どうも、ぽち助です。
今回はメンテナンスの話。
リアディレイラーを調整してみますよ。
にほんブログ村
関連記事
必要な道具
リアディレイラー調整に必要な道具は
六角レンチセット(大体5mm)
ラジオペンチ
プラスドライバー
作業方法
ワイヤー取り外し
まずはじめに、リアディレイラーに取り付けられているワイヤーを取り外します。
ワイヤーを取り付けているプレートを緩める為、5mmの六角ボルトを緩めて
取り外します。
トップリミットアジャストボルト調整
ワイヤーが取り外しできたら、次にトップリミットアジャストボルトの調整を行います。
チェーンは無いほうがやりやすいですが、付いていても出来ます。
トップリミットアジャストボルトはねじを締めこむとロー側(写真左側)に近づき、緩めるとフレーム側(右側)に近づきます。
トップリミットアジャストボルトを調整する場合は
リアディレイラーがフリーの状態で
「スプロケのトップギアの右側面が、ガイドプーリーの中心に来るように調整します」
トップギアの中心じゃないのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
これは遊びを作る為なので、あえてずらして調整します。
ローリミットアジャストボルト調整
トップリミットアジャストボルトが調整出来たら、次にローリミットアジャストボルトを調整します。
ローリミットアジャストボルトはねじ締めこむとトップ側(写真左側)に近づき、緩めるとホイール側(写真右側)に近づきます。
ローリミットアジャストボルトを調整する場合は
リアディレイラーをローギア側に手で押し込んだ状態で
「スプロケのローギアの中心が、ガイドプーリーの中心に来るように調整します」
ローギアの場合は中心と中心で調整します。
ローギア側の場合、ホイールとプーリーが近づく為、あまりホイール側に
寄せて調整すると、プーリーがホイールに干渉します。
なので、なるべく中心-中心で調整しましょう。
ワイヤー取り付け
トップ・ローそれぞれのリミットアジャストボルトが調整出来たら次にワイヤーを取り付けていきます。
その際に一緒に、ケーブルアジャストボルトも調整します。
ケーブルアジャストボルトを時計回り(締め方向)に回して軽く底付きさせます。
底付きしたら、そこから反時計回り(緩める方向)に大体1回転分緩めます。
ケーブルアジャストボルトの調整が出来たら次にワイヤーを取り付けます。
ワイヤーを取り付ける際は、ニッパーでワイヤーをもって軽く引っ張りながら
六角ボルトを締めます。
ワイヤーはリアディレイラーのこのフレーム側のところに挟みます。
これもリアディレイラーの種類によって違うかったような気がするのでしっかり確認して下さい。
ちなみにワイヤーは軽く締め付ける程度で問題ありません。
ワイヤー初期伸び調整
ワイヤー初期伸び調整とはなんぞや?と思うかもしれませんが、
ワイヤーを新しくした場合は、ワイヤーが軽く伸びるのでこの作業を行って置く方が良いと思います。
新しくなくてもSTIがちゃんとトップに入っていない場合もあるので、確認はしてほしいかな。
まずは、写真の様にワイヤーを摘みます。
ワイヤーを摘んだらその状態で右のSTIを2~3段くらいを
上下にカチャカチャ4~5回程度往復して動かします。
で、最後にトップまで戻します。
そうすると、恐らくワイヤーが最初の時より緩んでいると思います。
なので、一度六角ボルトを緩めて、再度ペンチで引っ張り直して締めて下さい。
この時はしっかり本締めして下さい。
変速調整
ここまで出来たら、最後に変速調整を行います。
これが一番初心者の方が引っかかるところだと思うので、分かりやすく説明できればと思います。
まずトップギアに入ってる状態で軽くクランクを回しつつ、ギアを一段ロー側に落とします。(STIレバーの全体を押す)
この時、変速しない場合は
ケーブルアジャストボルトを写真の様に反時計回りに1/4ずつ回して一段ロー側にギアが入るまで回していきます。
今この2段目に入っている状態ですね?
で、ここからが本番です。
SHIMANOの場合、メーカー推奨でこの2~3段目変速の際に変速調整をする事になっています。
クランクをゆっくり回しながら、STIレバーもゆっくり押し込んでいきます。
この時にSTIレバーが「カチッ」と変速した瞬間に変速する、もしくは「ガチャガチャカチャン」と2~3回程度ガチャガチャ言いながらも変速したらOKです。
で、なぜこうするかという解説をします。
STIは引っ張る方向(トップ側からロー側への変速)には調整幅があるんです。STIが「カチッ」と言ってからでも押し込んでいけるでしょ?
引っ張られる側(ロー側からトップ側への変速)はノッチ式になっていてギアがカチカチと落ちるだけなので調整のしようが無いんです。
この後説明しますが、変速の調整自体はトップ側からロー側への調整で、その調整をシビアに調整しているのはロー側からトップ側にしっかりと落ちるかどうかが重要だからなんですね。
STIレバーを押し込んで「カチッ」と音が鳴るよりも早く変速した場合
STIレバーを押し込んで「カチッ」と音が鳴るよりも早く変速した場合は
ケーブルアジャストボルトを写真の様に時計周りに1/4回転回して
一度2段目に戻し、再度クランクをゆっくり回しながら、STIレバーもゆっくり押し込んでいきます。
この時にSTIレバーが「カチッ」と変速した瞬間に変速する、もしくは「ガチャガチャカチャン」と2~3回程度ガチャガチャ言いながらも変速したらOKです。
STIレバーを押し込んで「カチッ」と音が鳴っても変速しない場合
STIレバーを押し込んで「カチッ」と音が鳴っても変速しない場合は
ケーブルアジャストボルトを写真の様に反時計周りに1/4回転回して
一度2段目に戻し、再度クランクをゆっくり回しながら、STIレバーもゆっくり押し込んでいきます。
この時にSTIレバーが「カチッ」と変速した瞬間に変速する、もしくは「ガチャガチャカチャン」と2~3回程度ガチャガチャ言いながらも変速したらOKです。
変速確認
変速の調整が出来たら最後に変速確認を行います。
先ほどの調整の時と同じで、クランクを回しながらトップ側からロー側まで全てのギアに変速してみます。
この時変速がおかしい場合は再度調整が必要になります。
トラブルシューティング
何度やっても変速調整がうまくいかない
たまにですけど何度やっても変速が上手くいかない時があります。
そんな時は何度も諦めずに調整!!なんて事は申しません。
どんな症状が出ているかによって変速不良の原因が分けられると思います。
トップギアの変速がおかしい
トップギアの変速がおかしい場合はワイヤーの張りが足りていない場合が多いです。
しっかりとワイヤーを張り直しましょう。
ワイヤーを張っても直らない場合はトップリミットアジャストボルトをロー側に寄せすぎている可能性があります。
確認しましょう。
ローギアの変速がおかしい。
ローギアの変速がおかしい場合は、ローリミットアジャストボルトをトップ側に寄せすぎている可能性があります。
確認しましょう。
部分部分で変速がおかしい
これが一番やっかいなんですが、今まで自分が経験した中では
ホイールのロックリングがちゃんとしまっていない。
ホイールハブの仕様とスペーサーの厚みが合っていない。
スプロケットギアのスペーサーの厚みが合っていない。
STIが経年劣化で消耗している。
GIANTのホイール。
が、この現象が起きた要因かな?と推測します。
基本的にこの現象が出た時には、物を交換するのが早いと思っています。
ホイール・スプロケ・STI。
総当りしかありません。
最後に
いかがだったでしょうか?
これであなたも調整マスター!
難しく考えない、これ大事!
さて今回はここまで、次回お楽しみに。
それでは、またの機会に。
ブログ更新応援してくださいまし!
良かったらツイッターもフォローして頂けると嬉しいです!
にほんブログ村
コメント